2008年06月30日

スペイン、44年ぶり2度目のEURO制覇

ワールドカップドイツ大会(2006年)の直後から予選が始まり、スペインがドイツとの決勝を制し、44年ぶり2度目のEUROチャンピオンになりました。
 予選グループ1位通過:9勝1分け2敗(勝点28)
 決勝大会グループリーグ1位通過:3勝(勝点9)
 準々決勝:対イタリア、スコアレスドローの後PK4-2
準決勝:対ロシア 3-0
 決勝:対ドイツ 1-0

スペインのフェルナンド・トーレス、ドイツのバスティアン・シュバインシュタイガー、ルーカス・ポドルスキーなど若い選手が活躍してましたね。 ワールドカップのファイナリストたちは

 ワールドカップドイツ大会チャンピオンのイタリアや準優勝フランスは、ちょっと若返りが遅れているのかもしれませんね。優勝や準優勝などした後で、そう簡単にベテランを引っ込めて若手を起用するというのも難しいのかもしれません。
 イタリアは準々決勝でスペインとスコアレスドローの後PK負け。PK戦になると、分が悪いようですね。フランスはグループリーグを突破できず3試合でわずか1ゴール、勝点はルーマニア戦の引き分けによる1点とまりと、「まさか」の最下位に終わってしまいました。

  イタリアとフランスの因縁
 しかしイタリアとフランスはワールドカップドイツ大会の決勝で争い、このEuro2008の予選も同じグループBでした。本大会に進んでも、グループリーグの抽選会で同じグループCに振り分けられ、相変わらずのしつこい因縁がつきまとっていたように感じました。

 スコットランドが大健闘
 予選では、各グループから2チームが本大会に進めるとあって、グループBからは、イタリアとフランスで決まり!という声が殆どでしたが、蓋をあけてみると、イタリアがスタートダッシュで相変わらずのずっこけぶりを披露、(2試合終わった時点で0勝1分け1敗、勝点1の6位)一方スコットランドがホーム、アウェイともにフランスに1-0で勝つなど大健闘。前半はフランス、ウクライナと、後半はウクライナに替わって3試合目から勝ち続けて追い上げてきたイタリアとの三つ巴が続き、最後はグラスゴーでのイタリア戦、後半ロスタイムにイタリアのDFパヌッチがピルロのコーナーキックにうまくあわせて決勝点を決め。(ヘディングというより、むしろ顔に当たっていたように見えました。相当痛かったと思います。。。)スコットランドは息の根を止められてしまい、この瞬間にイタリアとフランスが本大会進出を決めるという息の抜けない展開でした。パヌッチに決勝点を決められた時のスコットランドの選手たちの涙顔がなんともかわいそうでした。特にGKのゴードン。
Euro2008 予選 グループB

スペインも予選序盤は。。。
 危なかったんです。スペインのいたグループは、スウェーデンとスペインが本大会へ行くだろうと言われていて、実際その通りになりましたが、スペインは序盤で北アイルランドにまさかの負け、続くスウェーデン戦も負けと、連敗。お決まりの監督解任論議が盛んになった頃でした。スペインのアラゴネス監督は一環して強い態度でしたね。「俺はお前達よりもサッカーを知っている!」と。
 後半はグループBのイタリア同様勝ち続け、終わってみればトップ通過していました。2位通過はスウェーデン。これも因縁か、スペインとスウェーデンは、本大会のグループリーグでも同じ組に入りました。

Euro2008 予選 グループF


イングランド、予選敗退
 予選が終わった時点での「まさか」は、イングランドが予選を通過できなかった事でした。クロアチア、ロシア、イスラエルなどと同じ組になっていたイングランドはこの組でトップ通過するだろうとの予想が大方でしたが、最終戦、ホームでのクロアチアとのゲームを黒星としてしまい、採取戦を勝ちきったロシアに勝点で抜かれてしまうのでした。イングランドはホーム、アウェイともにクロアチアに負けてしまっているので、2010年ワールドカップの予選ではリベンジを狙いにいくでしょう。イングランドとクロアチアは、2010年ワールドカップの予選も同じ組となっています。 このカードもなにやら因縁めいてきました。

Euro 2008 予選グループE

 グループリーグはオランダの圧勝
 グループりーグ、 グループC
 第1戦 オランダ3-0イタリア、 フランス0-0ルーマニア
  勝点 オランダ 3 
     フランス 1 
     ルーマニア 1
     イタリア 0

 第2戦 イタリア1-1ルーマニア、 オランダ4-1フランス
  勝点 オランダ 6 <---トップ通過決定!
     ルーマニア 2
     イタリア 1
     フランス 1

最終戦を残して勝点がルーマニア2、フランス、イタリア各1 という状況。各チームにとって本大会進出するには
ルーマニアが。。。。
オランダに勝つ---文句なくルーマニアが本大会進出
オランダにドロー --- イタリアvsフランスの勝者が進出、イタリアvsフランスがドローの場合は、ルーマニアが本大会進出。
オランダに負ける--- イタリアvs フランスの勝者が進出。イタリアvsフランスがドローの場合、ルーマニアも含めた3国の直接対決がすべてドローになる為、ここでは優劣がつかず、得失点差となる。
 @ルーマニアがオランダに2点差以内で負け、且つイタリアvsフランスがドローになった場合は、ルーマニアの得失点差がマイナス2かマイナス1、フランスとイタリアはマイナス3となるのでルーマニアが本大会進出。
 Aルーマニアがオランダに0-3で負け、かつイタリアvsフランスがスコアレスドローとなった場合は、3チームとも得失点差がマイナス3、得点が1となり優劣がつかないので、直接対決での得点はイタリアが1(ルーマニア戦)、ルーマニアが1(イタリア戦)、フランスが0となりフランスが脱落、並んだイタリアとルーマニアでは、Fifa の係数かなにかでイタリアの方が上位なので、イタリアが本大会進出。
 Bルーマニアがオランダに1-4で負け、かつイタリアvsフランスがスコアレスドローとなった場合は、得失点差は同じでも、ルーマニアはイタリア戦に続き、1点を獲得するので、得点が2となり、スコアレスドローに終わるイタリアとフランスの得点が1なのを尻目に、ルーマニアが本大会進出。
 Cルーマニアがオランダに1-4で負け、かつイタリアvsフランスが1-1以上のドローで終わる場合は、Aと同じ理由でイタリア。
。。。でよかったかどうか自信ありませんが、なんか、わかったようなわからんようなややこしさでした。あまのじゃくの私は、

「ほんじゃルーマニアが2-5でオランダに負けてイタリアvsフランスが1-1のドローやったらルーマニア?」などと考えておりました。(^^;;;; でもEuroの本大会グループリーグというレベルのサッカーの試合で5点入るのってあんまり見たことも聞いたこともないですね。


 それで結果は


 第3戦 オランダ2-0ルーマニア、 フランス0-2イタリア
  勝点 オランダ 9
     イタリア 4<--2位通過決定
     ルーマニア 2
     フランス 1


 試合序盤でリベリを負傷退場で失ったのが痛かったフランス。イタリアにファウルでFKを与え、ピルロがこれを決めて先制。このファウルした選手がレッドカードで一発退場。フランスはひとり少ない人数で後半を戦うハメになりました。後半イタリアのデロッシのFKにフランスのアンリの足が触れ、コースの変わったボールがすでにデロッシに反応していたフランスのGKクペの反対側に吸い込まれて2点目、これを守りきり、オランダがルーマニアに勝ったため、薄氷の思いでイタリアが「死の組」を勝ち上がりました。
 グループリーグの最終戦は、同時刻開始のルールになっているので、お互いに他方の試合経過なんかも逐次情報が入って来ていたと思います。イタリアがリードしたという情報を得た時のルーマニアの選手の焦り、オランダがリードしたという情報を得た時のイタリア選手やサポーターの心情など、短い時間にいろんなストーリーがあったと思います。
 それにしてもイタリア、崖っぷちに立った時の勝負強さというか、すごいです。予選の時もそうですが、リーグ戦ではいつも戦い方が下手というか、出だしが悪いのに、帳尻あわせてきますね。

オランダ準々決勝でロシアに敗退
 信じられませんでした。イタリア、フランスを相手に3点差をつけてトップでグループリーグを突破したのに。調子のいい時ほど、どこかで歯車が狂うと、もう戻すことができないのかもしれません。オランダのマルコ・ファン・バステン監督も、ロシアのヒディング監督も共にオランダ人。祖国を負かす気持ちって複雑でしょうね。


イタリアが絡むと
 どうして得点の入らないゲームが多くなってくるのでしょうか?0-0の時間が圧倒的に長いと思います。スペインとの準々決勝でも結局120分戦って0-0。過去のいろんなデータを見ても、大きな大会でイタリア絡みの0-0は結構あります。守りが堅いチームだから、相手は簡単に得点できない。また堅い守りゆえ、1点取ると、あとは自陣に引きこもってその1点を死守し、1-0で勝つ。。。というのがイタリアのスタイルなのでしょうか。
 オランダのルート・ファン・ニステルローイが、グループリーグのイタリア戦の前に、「イタリアは80分くらいまで0-0で試合を進めようとする。そして80分を過ぎた頃、ゴールを奪って アリヴェデルチ(さようなら)って言うんだ。あれだけはやってはいけない」と言っていたそうです。結果はオランダの圧勝でしたが(^^;;
 今回のEuro2008の予選でも、各グループで一番格下の国のチームは結構大量得点を取られていました。ドイツ13-0サンマリノ とか、スコットランド6-0フェロー諸島 とか。。。 イタリアはアウェーでフェロー諸島にあわやの1-2の辛勝でした。ブラジル、ドイツ、イングランド、フランス、スペインなどを向こうに回してWカップ4回優勝、Euro1回優勝なのに、なんで他の国が5-0や6-0で勝ってる相手に負けそうになるのか、おもしろい現象です。3点以上を入れたゲームというのも数えるほどのような気がしますし、また3点以上をいれた場合は失点もそれなりにあるので、差は常に1点か2点、なんか見ていてどきどきはらはらなんです。このはらはらどきどきする感じがアズーリ(イタリア代表の愛称)を見ていて熱くなってくるのかもしれません。

 Wカップ王者イタリア、PKで散る
 それで、やはり0-0となったスペインとの準々決勝でした。考えてみれば、グループリーグ以降、イタリアの得点はFWによるものが一点もなかったですね。トーニは体調悪かったんでしょうか。
 イタリア絡みの0-0
(左側がPKを制したチームです)
*Euro2008準々決勝 スペイン0-0イタリア
*Euro2000の準決勝 イタリア0-0オランダ
*1998年ワールドカップフランス大会準々決勝 フランス0-0イタリア
*1994年ワールドカップアメリカ大会の決勝 ブラジル0-0イタリア
        
この他、0-0ではありませんが、
*2006年ワールドカップドイツ大会決勝 イタリア1-1フランス
*1990年ワールドカップイタリア大会準決勝 アルゼンチン1-1イタリア

と、ワールドカップとEurodで6回のPKを経験し、2勝4敗。PKで決まってしまうのは辛いですね。ドナドーニ前監督!あと、PKで勝てないのはイングランド、オランダといったあたり。逆にPKに強いのはドイツ。WカップとEuroで6回のPKを経験し、5勝1敗。

決勝に関しては、記事トップをご覧いただくとして、2年近くに渡る予選からのEURO2008もスペインの優勝で幕を閉じました。お祭り騒ぎも徐々に静まってゆくのでしょう。もうすぐWカップ南アフリカ大会の予選が始まります。また気分あらたにそれぞれの好きなチームの応援に熱がこもることでしょう。怪我で戦列を離れた選手たちも早く戻ってきて欲しいですね。

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タグ:サッカー
posted by earlybird at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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